一般的に法律で定められている健康診断は検査項目が少ないですので、ある程度の年齢になってきたらがん検診を受けることがおすすめされています。がん検診では自覚症状がないような場合でも発見することができますので、早期治療をおこなうことで完治する可能性が高まります。がん検診にはどのような種類があるのかについてご紹介していきたいと思います。胃がんの場合は胃X線検査がおこなわれ、粘膜下層までにとどまっている胃がんを早期胃がんと呼び、固有筋層より深く浸潤したものを進行胃がんと呼びます。
大腸がんの場合は便潜血検査などがおこなわれています。肺がんは胸部X線検査、乳がんはマンモグラフィと視触診の併用法がおこなわれています。乳がんが発生しやすい場所としては、乳房の外側の上の方が挙げられます。大部分が乳管で発生する乳管がんで、乳腺小葉で発生する小葉がんが続きます。
子宮頸がん検診では、細胞診がおこなわれています。子宮頸癌の細胞は増殖するのがとてもゆっくりで、正常な細胞が浸潤がんになるのにはおよそ5年から10年以上かかるとされています。そのため定期的に検診を受けることによって、がんになってしまう前の段階で発見することが可能になります。一次検診では、健康な人と多少でもがんの可能性が疑われる人を見極めてふるい分けるスクリーニングがおこなわれます。
詳しい一次検診の内容は個別にご説明してもらい精密検査の二次検診を受けることになります。