火傷の大きさによる跡の残り方

火傷の原因となるものはいろいろあります。台所やライターなどの火は当然、注意が必要です。そのほかにもアイロンやホットプレートなどの熱した鉄板も危険です。あまり気にしていないのが湯気や熱風です。

加温式の加湿器やドライヤーなどが該当します。炊飯ジャーや電気ケトルなどからも高温の湯気は出ます。最も危険なのがカイロや湯たんぽなどの低温の暖房グッズです。寒い時に40℃から50℃の温度は快適に感じます。

ただし、そのような低温でも6時間以上直接接触させ続けると低温火傷と呼ばれる状態になります。表面はあまり気にならないのですが、皮膚の下が壊死してしまうこともあります。壊死した部分はもう再生することはないため除去する必要があります。火傷の原因が低温だったため、自覚することが難しい状況です。

そのため、ことの重大さに気がつかず、冷却対応もされないことがほとんどです壊死部分は、そのままだと感染症などの危険もあるので早めの処置が必要になります。低温火傷の場合、比較的範囲が大きいのが特徴です。その分跡も大きくなります。表面上の跡が残ることはほとんどありません。

その代わり、壊死した部分がなくなることでへこみなどの変形するようなことになります。広範囲に壊死した場合には、再建術なども必要になります。血管や神経などの重要な部分が含まれている場合には早急な対応が必要です。何れにしても何らかの跡が残るのは避けて通れない状況です。

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