女性特有の病気とは、例えば乳がんや子宮頸がん等です。これに対しての人間ドックもありますが、実際に受けるとなると勇気がいるものです。また、若いから必要ないと受けなかったり、何となく気恥ずかしさを感じて受けない、といったケースもあります。確かに乳がんは若いうちの人間ドックよりも、年齢が高くなってからの発見率のほうが高い病気です。

しかし、だからと言って若いから罹らない病気ではないということを理解しておかなければいけません。女性は子供を産む体なので、ホルモンバランスが不安定になりやすく、普通に暮らしているだけでも体調を崩すことが多いです。ここで大切なのは、パートナーの理解です。結婚している女性にとってパートナーの理解があることは、何よりも人間ドックを受ける時に支えとなります。

たとえ自分の体に異常がないと感じていても、パートナーから受検を勧めることも大切です。パートナーの支えがあれば、たとえ検査でがん等が発見されたとしても気持ちの上で支えてあげることが出来ます。検査で異常が見つかったばかりの頃は、おそらく誰しもが混乱して冷静さを失っているはずです。もしかしたら「知らない方が幸せだった」と考えてしまうかもしれません。

その時にパートナーが正しい知識を持って支えてあげることで、女性側の実質的な負担はかなり減らせるはずです。女性のための人間ドックを受ける時には、このようなパートナーの支えがあることが大切になります。